今日もブログをご覧いただきありがとうございます。
関連事業部 受託課の松本です。
先日、ふらりと本屋に入ってなんとなくうろうろしていると、
職業病でしょうか、数ある本の中から一冊の本のタイトルが強烈に私の目
に飛び込んできました。
今までにないインパクトです。
本のタイトルは
「家主破綻」
本の中身を見てみると、
不動産を持っていれば!という神話の崩壊と
3分の2近くは「家賃滞納」に関する内容です。
そしてこの本は、あくまでも
「自主管理」オーナーの目線で書かれていて、
ズバズバと、
「自主管理である以上あなたが・・・」
という表現をよく使っています。
そして、破綻の最たる原因は「家賃滞納」とその対策。
管理会社で働く私としては正直、共感した部分もありました。
現在は、家賃の支払い方法は「振込」によるものが大半を占め、
このブログをご覧のオーナー様も家賃納金方法は「振込」
としているオーナー様がほとんどだと思います。
昔は、入居者からの「手渡し」が主流で、入居者が家主宅を訪ね、
多少の会話があり「来月もよろしくお願いします」と言う流れの中、
入居者に家賃を払う事に関してのプレッシャーを与える事が出来ていました。
物件より明らかに遠方のオーナー様の場合はこの際「委託管理」にするという感じでした。
ご存知の通り「委託管理」の場合は管理会社が家賃を回収するので、未納は明白!すぐに督促に入りますので「プレッシャー」を与えることができます。
入居者としてはこの「プレッシャー」から逃れるべく、
「忙しいから」
「お伺いするにも夜遅くなってしまう」
と言い家主側に「気を使う」と言う名目で「振込」を希望し、今ではすっかり主流になってしまいました。
しかしその裏では入居者の心理として、
直接持っていかなければ・・・
・家主に合わなくて済む
・毎月毎月、家主に頭を下げなくて済む
・滞納しても「申し訳ありません」と言わずに済む
と徐々に「家賃持参」の物件を避けるようになりました。
今では、家賃支払い方法は「持参」と知らせるとあからさまに嫌がられるのが現状です。
「振込手数料を払わずに済む!」と言って歓迎してくれる人はごく稀です。
そして、家主に頭を下げなくてよくなり感覚が麻痺した結果、
入居者側は、「言う事だけは言う」
自分に不利な状況の時は、オーナーとの関係を一切遮断する方法を身につけ、
以前のように「大家さんには頭が上がらない」と言う状態は無くなってしまい、
更に「消費者保護」を訴えてくるようになってしまいました。
お金を払う=消費者だから偉い
しかし部屋を貸すというのは、
「お金を払うから貸してください!家がないんです!」というもの。
よく、オーナー様や私たちもそうですが、
「嫌なら自分で家を建てればいいのに」
と何度も思ったと思います。
賃貸業は決して、お金を払う=消費者だから偉い
は当てはまらないと私は思います。
あくまでも借主は貸主に対し「貸していただいている」という表現やそれに対応する罰則を国には取り入れてほしいものです。
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