今日もブログをご覧いただきありがとうございます。
関連事業部 受託課の松本です。
今日は、前回の後編、ファミリータイプ物件編です。
≪ファミリータイプ物件≫
1位 追いだき機能 (前回1位)
当然複数人でお住まいになるので、お風呂の順番待ちで
お湯がぬるくなってきたときの対応です。
但し、これだけ追いだき機能を重視する割には、「バランス釜」の言葉は出てきません。
むしろ、「バランス釜」の時点で「追いだき機能はなくていいです」と言われてしまいます。
現状お客様に希望条件を聞くと、全自動追いだき⇒追いだきなし⇒バランス釜の順位です。
浴室内でのシャワー温度の調整など、高機能設備への欲は尽きません。
「追いだき機能」は「これがあれば賃料が上がる設備」ランキングの1位でもあります。
2位 独立洗面台 (初登場)
単身タイプと同様2位です。
単身物件同様に流し台で顔を洗うのではなく独立洗面台自体が欲しいという事でもありますがその言葉の裏に、「という事は・・・!」脱衣所スペースという言葉が隠れているという事でもあります。
単身物件の場合は2人以上でお住まいの可能性は極めて高くなるので単身物件以上に身内といえども、
お風呂やシャワーを浴びるときに、部屋で裸になるのではなく、脱衣所スペースはほしいと言う事です。
3位 ウォシュレット (前回4位)
単身物件と同様の3位です。
順位を1つあげてきました。
単身物件も含め、「独立洗面台」「ウォシュレット」は最低限ついててほしい設備という事ですね。
トイレのデザインも部屋探しの条件として考えられてしまっています。旧式のパイプむき出しのトイレの場合は、「入居者獲得」という目的に則って、壊れていなくとも
交換の時期といえます。
ウォシュレットが一気に普及し始めたのは約20年程前ですが、私は37歳ですので当時は高校生です。
ウォシュレットなど、むしろ必要なの?と思っていました。
その頃はまだ、ビルや駅のトイレが「洋式」どころか「和式」が多いくらいでした。
その年代、それ以前の年代の者から言わせれば「ウォシュレットなんて、あったところで使うの?」と思うのですが、実際、私の友人も、あっても使っていない方が多いです。
これが世代のギャップです。
今時は使うようです。あるのが「常識」のようです。
4位 TVモニターインターフォン (前回5位)
「
防犯関連」がファミリータイプの場合4位が最高位です。
単身物件と違い、1人ではない安心感からか4位ですが着実に
順位を上げてきました。
5位 システムキッチン (前回6位)
システムキッチンの見た目は、女性のあこがれであり理想です。
ガスコンロ設置タイプの時点でワンランク「古い物件」と思われているのが現実です。
ここまでの順位を見ると、ファミリータイプの場合、
室内の設備・デザインが重視ということがいえます。
新婚さんの部屋探しでは特に理想が高いです。
いわゆる高額物件・分譲賃貸物件を一般化せよという部屋を探す側の欲といえます。
しかしながら、設備投資費の面でもこれらの設備を充実させれば賃料は高くなるのは当然であり、
その設定賃料が払えない場合は正直、お部屋探しのお客様に「妥協」という形で諦めていただくしかありません。しかしランキング上位ですので貸主側としては頭を抱えるところでもあります。
6位 エントランスのオートロック (前回8位)
さぁ「
防犯関連」が
2ランクアップです。
この要素も物件の規模・価格帯にもよる設備です。
エントランスのオートロックをこれから造るとなれば「増築」という形でかなり大規模ですので、現実的には不可能に近いです。
但し防犯面に関心が増えていることが確かなので、今できること、例えばセンサーライトや防犯カメラの設置等、何かしら防犯面に関する強化をしてお客様に評価してもらうしかありません。
要は、「何も対策がたてられていない」物件が多すぎるのです。
7位 BS・CSアンテナ (前回10位)
単身物件の場合と同じでいわゆる国内の放送(地上波)よりも海外の番組のほうが興味がある、別途有料放送でも、地上波ではやっていないサッカーのヨーロッパチャンピオンズリーグ等が見たい!見れる要素は整備してほしいという事だと思います。見る、見ないは別として「
今時」という事でBS・CSは設備としてあって当たり前と言う要素です。
何か欠けてしまうと「テレビ自体が見れない」という大袈裟な印象を、設備力の無さを助長してしまい、
探す側に「
何か別の物件ありませんか・・・」と避けられてしまう傾向です。
8位 ウォークインクローゼット (初登場)
既存の物件、特にマンションタイプは「収納スペース」が少なすぎます。
オートロックと同様で既存の物件の場合、今からどうこうするという事が難しい要素です。
これから建築を考える場合は、収納スペースをたっぷりと取ることが必須条件となります。
収納の奥行きや全体の大きさは、いわゆる「押し入れ」のサイズでないとそもそも荷物がおさまらないのは明白です。普通に考えれば、例えば3LDKのお部屋で3部屋別の人間が使う可能性があれば、3部屋同じ大きさの収納がなければおかしい、どこかの部屋だけ通常の半分しかない・奥行きがない、収納が無いという設計自体がそもそも間違っていると私は思っています。
9位 ガスコンロ (前回9位)
1位に「システムキッチン」があり9位に再び調理器具である「ガスキッチン」
これは単身タイプの7位と同じことが言えます。まだIHを試したことが無く性能に疑問を持ち、「直火」の発想や、電気代が通常よりいくら高くなるのかが不明である不安もあると思います。
ファミリータイプの場合、この9位の裏には、オール電化はよくわからないから今のところ「NO」という考えもあると思います。
10位 CATV ・ 備え付け照明 (共に初登場)
同率で2つ入っていて共に初登場。
CATVに関しては、「
地上デジタル」の設備が整っているのかどうか?の要素と、7位の要素とがまじりあっているのだと思います。照明に関しては初登場でも10位と勢いはありません。ファミリータイプの場合はまだ、自分の気に入ったデザインでという発想や、すでに購入して持っていると言う要素があり単身タイプで5位にランクされるほどの関心はまだ無いようです。
しかし「つけとけ!」の発想がジワジワでているという結果でもあるので、複数部屋のあるファミリー物件のオーナー様は頭が痛いところです。
単身タイプの場合は、「
防犯」に関することが上位であり、ファミリータイプの場合は比較的、「
室内設備重視」
という結果でした。
下位のものでも「人気ランキングの」トップ10ですので決して無視はできません。
電気製品で例えるとわかりやすいです。
どこかのメーカーが3Dのテレビを出せば、別のメーカーも出す。
どこかのメーカーが機能を追加すれば、別のメーカーも追加し、更に他の機能も追加したものを出し
アピールする。
どこかのメーカーが値段を下げれば、別のメーカーも追随して下げるどころか更に若干安くしてアピールする。
アパート・マンション経営も「契約」という名の、売る為の「商売」であり、同じ要素があると思います。
さすがに同じ価格帯で設備力があまりにも違ってしまえば勝負になりません!!
録画機能のあるDVDと録画機能の無いDVDが同じ価格で売っていれば、録画する気がなく、
そもそも再生できるだけでよいと思っていた人も、「録画機能あり」を買ってしまうのは当然の欲です。
更に、残念ながら現在は「借り手市場」であり、電気屋に来るお客さんと同じです。
「ここからいくら安くなるの?」「何かおまけは付かないの」は当たり前のセリフです。
共にがんばりましょう!!
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