再選挙を経て発足したはずのギリシャ新政権が、
EUに提示する財政
緊縮 策の見直し案を公表しました。
【 見直し案 】
・ 財政緊縮目標達成期限 = 2年
先送り
・ 公務員15万人の削減計画 =
見送り
・ 付加価値税 =
一部引き下げ
・ 失業者への
手当給付 = 1年間から2年間に延長
おかしなことに、何一つ 「
緊縮 」 になっていない内容。
倒産寸前の国ですら、何ら行動することができないでいます。
経済的繁栄の結果として得られた現状維持の思想は、
一人一人の心の中に浸み込んで、自分の家族、自分の家を守るためならば、
どのようなイデオロギーも当面は容認する、という方向に向かっている。
( 三島 由紀夫 : 反革命宣言 より )
現状を理解し、打開することの難しさ。
日々オーナー様とお話させて頂いている私には、
賃貸経営にも同じような問題が内在しているような気がしてなりません。
現状が良くないことは、わかりきっている。
しかし、踏み込んで問題を解決するまでには至らない。
四方八方から飛んでくる雑音に聞こえないふりをすることに必死で、
最も容易に行えることのみに終始してしまう。
現状を維持することが最優先で、結果として以前よりも悪い方向に突き進んでしまう。
私も含め、人間とは生まれながら弱い生き物なのかもしれません。
しかし、そうはいっても、世界情勢と同じように、本人の意思とは無関係に、
賃貸市場の取り巻く状況も以前にも増して劇的に変化してゆく。
従来型の賃貸経営でやっていける時代はとっくに過ぎてしまっています。
誰しも好き好んで労力のかかる改善計画などやりたくはない。
また、ご家族全員が改善計画に賛成であれば、できることは多いはずです。
そうでないからこそ、私たちが説得をし、
他のオーナー様の事例などをお伝えに行かねばなりません。
課題が山積みで身動きが取れない方も多いと思います。
しかし、課題が多ければ多いほど、可能性があるはずだ、と思っています。
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