「 是非、女性の社会人や大学生に住んでほしい 」
オーナー様とお話する際に、よく耳にする言葉です。
オーナー様がおっしゃる通り、確かに、女性であれば、
きれいに使ってもらえそうですし、入居間トラブルもなさそうですよね。
( 実際は、そうではないケースが多いのですが・・・ )
では、その対象となる最近の女性は、どのようなお部屋に住みたいと思うのか。
また、その ライフスタイル は、どのようなものなのか。
それがわかれば、答えがわかっている問題。
簡単に正解を導き出せるはずである。
そのようなことを考えていたところ、
とてもよいサイトがあったのでご紹介したいと思います。
シネマドリ ( CINEmadori ) : at home
映画に登場するお部屋の間取りやインテリアを、
映画の世界観やそのお部屋が誕生した秘密・裏話とあわせて紹介しています。
ここで紹介されているお部屋を私なりの考え方で分析してみようと思います。
ちなみに、どの映画も見たことがありません・・・
まずは、1 件目のお部屋。
「 個性がぎっしり詰まったアートなふたりのお城 」
屋上のあるアトリエ的なのぞみの部屋
東京で暮らす女子の、それぞれの日々を描いた 『 東京無印女子物語 』 。
彼氏と同棲中のお部屋だそうです。
カメラを手にしているので、流行りの「写ガール」なのでしょうか。
40㎡前後だと思われる築年数の経った開放的なワンルーム。
ポイントは、
間仕切りがほとんどないこと。
オーナー様の意図は別として、
現在の多くの賃貸住宅は、とにかく 「 仕切り 」 を付けたがります。
ここが寝室で、ここがリビング。
ここにテーブルを置いて、ここにテレビを置いて、ここにベットを置いて・・・
この映画では、部屋の奥をアトリエに利用しているので、
なおさら普通とは違った配置になっていますが、
ライフスタイル(趣味や嗜好)が多様化してきている現在において、
おせっかいとも言える間仕切りがそこまで必要なのか、と疑ってしまいますよね。
古くても、開放感のあるお部屋であれば、こういったおしゃれな空間を演出できる。
それが現在の女性なのではないか、そう思います。
2件目のお部屋。
自分らしく生きたいとがんばる“GIRL”たちの住まい
“デキる女”聖子の部屋
キャリアウーマンで青山の高級マンションの設定だそうです。
よく言われる、
質の高い入居者、といったところでしょうか。
上下階ある戸建感覚で住めるメゾネットタイプ。
実際に存在すると、賃料
30万はするでしょうね。
現在の入居者が望んでいる家具が多数存在していることがわかります。
ちょうど IKEA なんかで買うことができそうです。
テレビも
大型で、音響にもこだわりがありそうです。
WIC ( ウォークインクローゼット ) や
収納も豊富。
アクセントクロスのセンスがないですが、気を使っています。
大型
ソファーも余裕をもって配置でき、対面式カウンターキッチンで料理も捗りそうです。
ここまで広いお部屋はなかなかありませんが、
LDK ( リビングダイニングキッチン ) の広さが重要になっていることがわかります。
だた、このお部屋だと、最低年収1,000万円はないと、審査落ちしそうです・・・
3件目のお部屋は、少し雰囲気が違います。
個人的には、無理なお部屋ですが、お姫様を意識しているかのような装飾の数。
すこしも落着けないお部屋ですが、こういったお部屋を好む女性もいるのかもしれません。
ポイントは、
収納力。
日本人の物欲は、以前に比べると、衰えているのかもしれませんが、
逆に、自分の好むものに対しては、いくらでもかける。
そういった人が増えているような気はします。
「他人に理解されなくてもいい。これが本当のわたし」。
majority (マジョリティ)より、
minority (マイノリティ)。
ブルーオーシャン戦略。
ニッチ産業。
全てが成功しているわけではありませんが、
賃貸住宅がかかる費用からあまりにも王道に傾倒している気がしてなりません。
女性に好まれる賃貸住宅。
上記の事例は、あくまでも映画の中のこと。
現実はもっと難しいかもしれません。
しかし、既存の賃貸住宅でも、そんなに大がかりなことではない気もします。
ご自身の建物ともう一度向き合っていただきたい。
賃料の事ばかり考えるよりも、ずっと前向きだと思います。
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賃 貸 不 動 産 経 営 管 理 士 坂 田 直 哉
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