賃貸住宅を建築する際に、必ず加入する 「 保険 」 。
火災や地震などといった災害 や 突然起こる事故 に対して、
リスクを回避する上で欠かせないはずのもの。
そんな“大切なもの”についてのお話です。
ある賃貸住宅で、給排水設備トラブルによる 「
漏水 」 が発生 。
一般的に賃貸住宅で問題になる漏水の多くは、
入居者の不注意 ( 水の出しっぱなしなど )によるものですが、
今回は、そうではなく給排水設備という建物本体によるものであったので、
入居者の加入している 「 家財保険 」 ではなく、
オーナー様の加入している 「 総合保険 」 で対応とさせて頂くこととなりました。
まずは、漏水箇所を特定し、止水。
脱衣所にある洗濯機への給水設備であることがわかりました。
しかし、かなりの水量が漏れていたために、
ただ単に止水するだけでは問題は解決しませんでした・・・
問題となった箇所は、2つ。
1つは、フローリング。
「 腐食 」 と 「 カビ 」。
床下浸水が全体に起こっていることにより、ただちに影響はないですが、
時間が経つとフローリングは腐食し、カビの繁殖が漏水に起因すること。
もう1つは、地下駐車場。
この建物には、地下駐車場があり、1階からの漏水は、地下駐車場へも浸水しており、
その天井部分にも床下同様の問題が漏水に起因すること。
少し考えただけでも、その問題を解決する費用は、
相当な額になることがおわかりになる、と思います。
突然の事故で、オーナー様が負担するには、あまりにも高すぎる費用。
こういう時にこそ、
「
入っていてよかった 」 と実感できるのが 「
保険 」 だと思っていました・・・
もっと強く言わせて頂ければ、
「 高い保険料を払っている意味があった 」 と実感できるのだ、と思います。
ここからが私が憤りを感じている部分です。
( ※ 時系列で書きまとめてみます。)
□ 事故後、急いで見積書を作成し、保険会社(今回は代理店)に送付。
メールの確認を行うために電話連絡を取る。
無事届いていたので、返答を待つ。
・・・
返事がきません。
・・・
□ フローリングの張替はともかく、それに伴う新設設備は認められない、との返事。
急いで、既存設備を再利用する内容の見積書を作成。送付。連絡確認。返答待ち。
・・・
返事がきません。
・・・
□ あまりに遅いので、連絡。不在。折り返しなし。連絡。
なんと担当者(代理店ではなく保険会社の方)が夏休みに入り確認が取れない状態に!
・・・
□ 代理店と連絡を取るも、まだ夏休み中。
・・・
□ よくやくでた回答が、
「 緊急で対応した止水工事以外は保険は適用されない!」。
この驚愕の内容に納得がいかなかったので、顧問弁護士に相談。
この間に代理店は、オーナー様に連絡し(この時はとても速い)、
承諾書をもらいに行く日程が決められる。
あわてて承諾しないようにオーナー様に連絡。
長文になってまいりましたので、2部構成にしたいと思います。
申し訳ありません。
今、思い出しただけでも、ムカムカ(怒)してきます。
代理店の担当の方は、「めんどくさい奴にあたったな」と思っているのかもしれません。
しかし、「 何のための保険 」 なのかということ。
入居者の 「 快適な生活 」 を維持すること。
そして、代理として 「 オーナー様の利益 」 を考えることを任されている。
それを思うと、きちんとした対応を求めていかなければなりません。。
次回は、代理店ではなく、直接、本店(保険会社)に私が訴えかける話になります。
追記 : 「
保険会社の対応への怒り(2) 」
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