弊社の仲介店舗の営業マンからの相談があり、伺ってまいりました。
今回、問題になっているのは 「
音 」でした 。
弊社の契約書には、「 楽器不可 」 との記載がある。
にもかかわらず、入居してみると、ひとつ上の階の入居者さんが、
窓を開けっぱなしで、「 ピアノ 」 を弾いている。
「 どうなっているのか!?」
このオーナー様の賃貸マンションは、弊社も含め、複数の不動産会社との取引があるので、
営業マンも当然ながら、上層階がピアノを弾いている方だ、
ということを知る由もありませんでした。
担当営業マンが、
「 ピアノを弾くことをやめさせてほしい、そもそも楽器不可ではないのか 」
と問い合わせたところ、
「 長年住んでいるし、上の階の人は特別に許可している 」
「 うるさいというのであれば、この建物には向いていないので出ていってほしい 」
との返答。
確かに、集合住宅では、個々の契約に特殊な条件がつくことは十分に可能性はあり、
それを貸主(所有者)であるオーナー様が取り決めたのであれば、それ以上ありません。
今回のようなケースは、非常に難しい。
「
音の許容範囲 」
生活音 なのか、
騒音 なのかということ。
人間は、自分が出している音に対しての許容範囲は広く、
他人が出している音に対しての許容範囲は狭い、というのが一般的なのかもしれません。
あくまでも東京という狭い敷地内での共同住宅なので、
ある程度の生活音は仕方がない、と思います。
それが騒音なのかだとか、神経質なのかだとか、
そういったことで話を進めても一向に問題は解決はしません。
大切なことは、
いかにこのような問題に対して解決をしていくか、ではないかと私は思います。
そして、自主管理を選択している以上、
オーナー様は積極的に動かなければいけません。
一方的に 「 出ていけ 」 、というのでは、平行線のままです。
もっと歩み寄りの姿勢を持っていただきたい。
建物を管理をする立場の方であれば、なおさら、
全ての入居者が心地よく生活できるように努めなければいけないのではないでしょうか。
最低でも、窓を閉めて演奏していただけるようにする。
また、マットなどで防音対策をする。時間帯を限定するなど、
両者が納得できるように歩み寄る行動をとる。
そうしなければ、入居者はこのまま泣き寝入りするしかなく、
そして、またもや不動産市場全体のの信用力をなくしてしまう結果となってしまいます。
積極的に動くことが不可能であるならば、
所有することは構いませんが、
運営することは管理会社に委託することをおすすめします。
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賃 貸 不 動 産 経 営 管 理 士 坂 田 直 哉
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