当然ながら
4月に入ってから募集活動を開始しても、
入居希望者から問合わせ自体が少なくなり、募集活動が
長期化することがあります。
入居者斡旋を依頼している不動産会社から、どのような募集活動を行い、
どんな反響があったかなど、綿密に募集状況の連絡を取り合いましょう。
まず第一は、不動産会社が熱心に募集活動をしてい るかどうかを確認。
反響が少ない場合には、どのような対応方法があるのかについても確認。
報告を受けたあとは、実際に空室が続く原因を考えなければなりません。
空室を生む原因には、主に3つの要素が考えられます。
入居希望者の反応を参考に、しっかりと原因を考えることが大切です。
【
空 室 を 生 む 三 大 要 素 】
■ 募 集 条 件
・相場より高い賃料設定になっていないか (→賃料査定)
・敷金や礼金、更新料などの条件に問題はないか (→市場調査)
・季節的要因や地域的要因を加味しているか (→市場調査)
※インターネット広告を参考にされている方によくありがちですが、
他の慢性的な空室物件を参考にして相場である、と判断してはいけません。
それは、空室になる物件の相場にしかすぎません。
■ 物 件 の 魅 力
・立地や建物の築年数、間取り、設備など、競合物件と比較して劣っている要素は何か
・維持管理(清掃状況などの景観も含む)に問題はないか
■ 活 動 方 法
・有効な広告宣伝が行われているか
・依頼した不動産会社の募集活動は熱心か
一定期間たってもなかなか入居者が決まらない場合には、
募集活動を見直す必要があります。
空室が続く原因(上記)をしっかりと分析し、不動産会社と十分に協議しましょう。
(1) 募 集 条 件 の 見 直 し
募集条件に問題がある場合や、
立地や
築年数などの
解消することのできない問題がある場合は、
募集条件の引き下げを検討する必要があります。
※条件の引き下げは、収支に影響してしまいますので、
最終的な空室対策として考えなければいけません。
(2) 物 件 の リ フ ォ ー ム ・ 修 繕 な ど
部屋の
仕様や
設備が劣るなどの
解消することができる問題がある場合には、
追加費用をかけて、リフォームや設備の交換によって
問題を解消することも検討する必要があります。
このような対応ができない場合には、募集条件の引き下げが必要な場合もあります。
※入居者ニーズを把握していない業者に依頼すると、フローリングの張替えでも
まったく意味のないものになります。
せっかく費用をかけるのであれば施工前に、新築や人気のある物件を見たり、
弊社の営業マンにご相談ください。
(3) 活 動 方 法 の 強 化 ・ 見 直 し
不動産会社にこれまでの募集活動の内容を確認し、
空室解消のために営業活動の強化を依頼することも大事です。
特別な広告宣伝を依頼する場合には、追加で広告費が必要な場合もありますので、
費用面も含めて、どのような募集活動をしてもらえるかを確認しましょう。
もし、依頼している不動産会社の活動が熱心でない場合には、
他の不動産会社へ相談することもあり得るでしょう。
【総括】
長期空室になる物件には、必ず理由があります。
上記にあげた3大要素に、お客様が激減しているから、という理由はありません。
すべてが内的要因です。
「運」任せであるがゆえに、空室が生じているのだ、と思います。
「空室を生む3大要素」を克服し、決まるべくして決めること。
あと
10日。。。されど
10日です。
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