「ニッチ産業」という言葉に注目が集まっています。
ニッチ産業とは、
産業全体の一部を構成する、特定のニーズ(
需要)を持つ規模の小さい
産業のこと。
狭義には、その中でも
商品や
サービスの供給・提供が行われていない市場とされる。
隙間産業(すきまさんぎょう)ともいう。
既存の商品やサービスでは満足できない消費者が存在している場合、
これらの消費ニーズの総体がニッチ産業である。
既存のサービスや商品といった物から取りこぼされた状態にあるため、このように呼ばれる。
ニッチ産業はニーズの規模が小さい産業のことだが、その理由としては
- 消費者の数が少ない(特定の用途や目的に特化した需要であるため)。
- 潜在的なニーズのため、誰も「産業」として考え付かなかった分野である。
- 既存の手法では収益性が悪く、市場としての魅力が無い。
などが挙げられる。
市場規模の小ささから既存企業が進出していないため、ベンチャー企業が進出しやすい。
転じて、「大手資本が手をつけないようなマーケット」のことを言う場合もある。
これらの市場を目指す企業の事を「ニッチ産業(─さんぎょう)」や「隙間産業(すきまさんぎょう)」、
「ニッチャー」ともいい、ニーズの発掘と対応により、
大衆向けに無個性化した従来からある大企業・大手資本のサービスとの差別化を図る業態も見られる。
(Wikipedia)
このような産業の中では、肝心な事は、いかに早期に参入するか、ということ。
二番煎じではいけません。
今、賃貸市場における「ニッチ産業」とは、何でしょうか?
その答えの一つとして、あげれるターゲットは、
■高齢者
■外国人
■生活保護
特に、「高齢者の問題」は、
厚生労働省、東京都福祉保険局、東京都都市整備局など
国家戦略上の重要課題にもなっている問題です。
ですが、民間賃貸住宅市場では、まったくもって誰もターゲットとして見てこなかった分野です。
少し気になっているオーナー様もいるのではないでしょうか?
ですが、正直よくわからないのが現状。
正確には、高齢者入居斡旋には、3つのパターンがあります。
■高齢者向け優良賃貸住宅(高優賃)
・・・今後新築賃貸物件を建設する段階で、「高齢者の居住の安定確保に関する法律」に基づき、
民間の土地所有者等がバリアフリー仕様や緊急通報装置の設置など一定の整備基準を満たして供給する高齢者向けの優良な賃貸住宅です。
区市町村が国と 東京都の補助を受けて、建設費と家賃の一部補助を行います。
■高齢者円滑入居賃貸住宅(高円賃)
・・・「高齢者の居住の安定確保に関する法律」に基づき、貸主が都道府県知事に、
高齢者の入居を拒まない賃貸住宅を「高齢者円滑入居賃貸住宅」として登録し、
その情報を広く提供する物件
■高齢者専用賃貸住宅(高専賃)
・・・「高齢者円滑入居賃貸住宅(高円賃)」の中で、専ら高齢者世帯を入居対象とする物件
詳しくは、こちらへ
東京都都市整備局 不動産
財団法人 高齢者住宅財団
特にご覧いただきたいのは、
東京都における「高円賃」登録一覧
現在募集中の物件が、東京都内で
96件(平成22年6月時点)
東京都全体で96件しかありません!
通常は、各最寄駅ごとに、空室である競合物件数が
300件近くある状況です。
最寄駅で考えると、高円賃の場合、多くて
2件ほどではないでしょうか?
個人的にもかなり興味がある分野です。
投資向け格安賃貸物件があった場合、高円賃にして、
リフォーム代金を国若しくは、市区町村から援助してもらう、などと考えていくと
このニッチ産業は、とてもよいのではないかと思います。
物件登録関係が若干難しいところはありますが、弊社としては、
この部分をもサポートできればと考えております。
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