「 そんな低い賃料はおかしいわよ! 」
「 もともといくらで貸していたか、わかっているの?」
「 この賃料でないと絶対に貸さない! 」
「 隣の入居者との賃料格差がありすぎてこれ以上は無理! 」
「 そんなお客には、住んでもらわなくても結構! 」
募集担当とオーナー様とのやり取り。
各不動産会社からの賃料交渉がエスカレートしているのだ、と思います。
このような会話の時には、
最終的に、オーナー様に対し謝罪する他はありません。
「 申し訳ありません 」
「 申し訳ありません 」
「 申し訳ありません 」
「 申し訳ありません 」
「 申し訳ありません 」
弊社としても、ただ単に賃料の値下げをお願いしているだけではなく、
様々な企画・提案を今以上にやっていかなければならない、と強く感じています。
しかし、今日はあえて一言だけ言わせて頂きたい。
まず、大前提として賃貸住宅は、そもそもオーナー様の所有物ですので、
その賃料の判断は、オーナー様に帰属しています。
しかし、実際には多くのオーナー様が不動産会社にその判断をゆだねて頂いている。
その前提をして、では、誰が賃料を決めているのでしょうか?
「 えっ、それはあなた方でしょう?」
という答えが返ってきそうですが、正確に申し上げると間違いです。
では、誰が?
その答えは、「 市場 」 だと思うのです。
流行りの例えを使えば、「 世代間格差の問題 」
今、多くの若者達が、格差是正を訴えています。
ほぼ同世代の私としても、賛同したくなる気持ちがないわけではありません。
しかし、その労働力というもの自体もひとつの商品であり、
相応しい対価が支払われるだけで、
やはり、その価値を決めるのも 「 市場 」 だと思うのです。
「 こんなに一生懸命やっているのに!」
というのは、本人の思い込みに過ぎず、
同じようなパフォーマンスを半分の価格でできる
労働者が存在していることを認めようとしていないだけ。
本当の意味で自分自身の価値を上げないことには、
賃金は一生上がらないのではないか、と思ってしまいます。
随分と冷たい人間だ、と思われるかもしれません。
しかし、私が言いたいことは、
常にスキルアップをして人生を前向きに生きた方が楽しいのではないか、
そう思うのですが、いかがでしょうか?
追記
決して私は、賃料の下落を推奨しているわけではありません。
しかし、数年前に比べれば、賃貸住宅にかかる諸経費も下げることは容易になり、
加えて、実社会においても、以前のようにお金を使わずしても
豊かな暮らしは十分にできる世の中になっていると思うのですが・・・
京王線 / 井の頭線 / 中央線 / 小田急線沿線 多店舗展開中
株 式 会 社
レ ン ト 管 理 サ ー ビ ス ■ ■
本社:東京都府中市府中町2-1-7 / TEL : 042-314-6601
賃 貸 不 動 産 経 営 管 理 士 坂 田 直 哉
PR