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レント管理サービス
賃貸経営アドバイザーの坂田です。
とあるオーナー様の話。
このオーナー様との出会いは、突然でした。
入居者の 更新 時期が近くなり、
オーナー様にそのことをお伝えする為に、更新業務スタッフがご連絡したことが きっかけ でした。
「
連 絡 が 取 れ な い 」
何度、ご連絡をしても、ご自宅に伺ってもお話することができない。
松本のブログにも多々ある内容でありますが、
不動産会社として、オーナー様と連絡が取れない、という状況は致命的。
一般的な 「 空室の確認 」 や、「 案内状況の報告 」 などは、
ご連絡がとれない状況であれば、あきらめがつくのですが、
契約している 「 入居者の更新 」 であれば、こちらも何としてでもご連絡を取る必要がありました。
最終的に、ご連絡を取れたのは、オーナー様の息子様。
お話を伺うと、オーナー様はお亡くなりになられていました。
そして突然、オーナー業を任されるカタチとなった息子様。
当然ながら、日々、本業のお仕事があります。
更に息子様に追い打ちをかける状況となったのが、
もともと亡くなられたオーナー様は、複数の不動産会社に募集を依頼していたこと。
毎月各社は、お部屋の空室状況の確認をします。
毎日のように鳴り響く、見知らぬ会社からの電話。
しかし、息子様はそのような電話に対応できる時間がありません。
仕事中 ですので当然です。
空室もあり、お部屋を案内したい、という基本的なご連絡すら、ままならない状況。
やはり賃貸マンションを 「
自主管理 」 することは、片手間でできるないようではありませんでした。
築年数もかなり経ってきており、
修繕費もかさんできます。
共用部分の階段には 錆(サビ) が目立ってきており、屋上の漏水の心配もあります。
また、生命力の強い 雑草 は、至る所で勢いよく伸びきっています。
そのような渦中で、最大の難関である 「
相続税 」 との戦い。
息子様は、今、休日を返上して父親の残してくれた資産と格闘しているのだ、と思います。
「
こんなに面倒ならば、いっそ売却してしまえ!」 と頭をよぎったこともあるのではないでしょうか。
賃貸住宅の隣には、思い出の詰まった
母屋 があります。
このような状況において、私に何ができるのでしょうか。
人間には当然、物事を判断できる 容量(キャパシティ) があります。
その容量を超えてしまうと、思考停止 状態になってしまいます。
ですので、私は問題を整理し、息子様に3つの道筋があることをお伝えせねばなりませんでした。
ひとつは、思い出の詰まった建物と土地を 「
売却 」 すること。
もうひとつは、修繕費がかさむ建物を 「
建替 」 えること。
最後は、現状のままを限りなく残し、「
改修 」 すること。
息子様のお気持ちを察すると、何とか 「
改修 」 で道筋を導き出せれば、と考えています。
更に、本業がありますので、当然、賃貸経営は 「
管理委託 」 が必要になります。
息子様お一人に降りかかる 負担 をできる限り減らし、
できるだけクリアな状態で重要な物事を判断して頂きたい。
その為には、
収支計画が必要であり、
改修費用を見積り、今後の
賃料査定の目安も必要となります。
また、最新の募集形態や、インターネットの活用方法などもご説明しなければなりません。
こちらも出せる情報を全て出し、判断していただく必要があります。
そうすることで、たとえ 「
売却 」 という方法をとった際にも、
息子様だけでなく、ご家族、ご一族の方にもきちんとした説明ができるのではないか。
何年後かに、「
あの時、こうしておけばよかった 」 と思ってほしくはない。
そういったオーナー様の姿を、数多く見ているだけに、なおさら強く思います。
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賃 貸 不 動 産 経 営 管 理 士 坂 田 直 哉
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