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㈱レント管理サービス 受託課の活動報告や日常の出来事を紹介するスタッフ日記です!

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買うVS借りる

いつもブログをご覧頂き、ありがとうございます。

関連事業部 坂田です。

私事ですが、今月引越しを予定しております。
日頃よりご縁があるオーナー様の所(賃貸)に引っ越させていただくことになりました。
理由はいろいろとありますが、
現在1人暮らしをしてい義祖母(嫁の育ての親)との同居が最大の要因です。
嫁と息子、義祖母の4人で生活するには現在の部屋では流石に手狭になります。
その中で嫁の素朴な疑問がありました。

「売買のマンションと賃貸のマンションはどちらが得なのか?」

2LDKなどのマンションをお持ちのオーナー様であれば、
退去理由の一つにマンションの購入という話は聞いた事がある方が多いのではないでしょうか。
今日はそんなお話です。
**************

なぜ嫁がそのようなことを疑問に思ったのか。
それは駅などで無料配布されている住宅情報誌から得た知識のようでした。
私が仕事上よく自宅にこの情報誌を持ち帰っていたので、それで勉強していたようです。

【SUUMO新築マンション】 (旧:住宅情報マンションズ)

pho_shibu.jpg






 
(リクルート発行)

**************

結論から言いますと、買わずに借ります

嫁を納得させた理由は、「住宅ローンの危険性」です。
確かに情報誌を読みますと、買わせたいわけですから、
賃貸として月々10万円前後の賃料を払うよりは、
ほぼ同額でいずれは自己所有になる物にお金を使う方が賢明のように書かれています。
しかも、現在の低金利政策が追い風のように謳ってあります。

ここである数字を出したい、と思います。

1994年  4万件
1998年 10万件
2003年 24万件
2005年 20万件
2007年 15万件
2009年 ??万件


この数字は最高裁判所がまとめた自己破産件数です。
失われた10年以降、急激に増加し、企業の業績悪化による給与のカット、またはリストラにより仕事を失う・・・
さらに今年はサブプライム問題による経済不況により
一時期減少してきた破産件数も増加するのではないか、と見られています。

欧米の銀行は住宅ローンとして年収の2倍から最大でも3倍までしか貸しませんが、
日本の銀行は4倍から5倍でも平気に貸し付けます。

しかも、日本の売買営業マンは、まず年収を聞き、
その額で銀行が融資が出来る限界の物件を紹介してきます。
購入価格が少しでも高い方が手数料は営業マンに多く入ります。
(※あくまで弊社は賃貸専門なのでこのような営業はもちろんやりませんが・・・)

あくまでも、目先の数年間は、売買のマンションのほうが得をするのかもしれません。
しかし、仮に35年ローンを組んだ場合、30年後の自分がどのような状況にあるのか、
考えられるわけがありません。
自分自身、妻、子供、両親の事など予測をすることは不可能です。
家を買ってこそ一人前」 という考え方からすると、私は半人前なのかもしれません。
実家があるという保険があるから言える話なのかもしれません。


同じ不動産業界ではありますが、私は永遠に「売買」の営業マンにはなれないでしょう。
その先に契約者の幸せな家庭の絵がどうしても見えません。
本当に心から薦められる物ではない。


この経済不況下で賃貸経営オーナー様には何も追い風がないように思われますが、
私はむしろこの時代だからこそ「賃貸」なのだ、と思います。
マンション購入を控えて、賃貸にする。
十分に追い風ではないでしょうか。

賃貸物件オーナー様にとって、今の状況は間違いなくチャンスである、と考えて頂きたい!
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