アバウトな金額ですが、ベテランオーナー様のお話では、
建築費は
5,000万円ほどだったのですが、ローン返済にかかる金利等を含めると、
総額で
1億円ほどの返済になるという話。
ようやく半分の5,000万円の支払いが終わり、折り返し地点。
築年数が経ってきているので、今後の返済プランに頭をかかえていらっしゃいました。
なぜこのようなことが起こるのでしょうか。
建築した年が
90年代というバブル期であることもひとつの要因ですが、
銀行側の「戦略」もありそうです。
今インターネットで 「 金利 」 で検索すると、出るは出るはの
優遇金利。
政府の低金利政策もあいまって、
1%台は当たり前。
選ばれたオーナー様なのですよ?と言いたげな広告戦略。
・頭金不要
・団体信用生命保険付き
・保証料無料
など目を奪われる内容のオンパレード。
ですが、賃貸経営の成功の
80%は建築時に決まります!
本当に重要な時期だからこそ、きちんとした判断基準がほしいものです。
はじめから無理な計画で、法外な賃料で仲介業者に紹介しろ、と言われてもトラブルの元となります。
では、どうすればよいのでしょうか。
判りにくい、
住宅ローンの正しい借り方。
大前提としては、1行だけに決めない。(銀行はできるだけ数多くあたる。)
また、ある程度の結論から言えば、どの銀行も大幅には変わらないのですが、
低金利や無料の文字には目をくれずに、要は、
・「諸経費」も全て含めて総額いくら掛かるのか。
・「諸経費」も全て含めて年間総額がいくら掛かるのか。
の質問をすると良いと思われます。
下手をすると、
・優遇金利が早期終了したり、
・保証料が高額であったり、
・保険の加入が高額である、
・事務手数料が高額であったり
などあげるときりがありません。
よく「
何%で銀行から借りることができた」など、
いかに優遇金利であるかを力説していただける方もいらっしゃいますが、
それも大変すばらしいのですが、問題は
総額です。
「特別に何%にしますよ」
という数字には気をつけないといけないのではないでしょうか。
もちろん、今は、不況。
投資を行う絶好のチャンスであることは間違いありません。
手堅く計画をしていくことをお勧めします。
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